2018年8月17日金曜日

『これが不平不満である』というような文それ自体がない 不平不満(3)重複あり


もうひとつは、不平不満というのは、かならずしも実体があるわけではないということだ。かならず、だれもが不平不満だと認識する「話し(言葉の実体)」というのは、存在しない。



ようするに、話しを聞いた人が『不平不満』だと判断すると、不平不満になるということだ。話しを聞いた人が誰かの話を『不平不満だ』と判断すると「不平不満を言われた」ということになる。たとえば、EさんがFさんに、悩みを言ったとしよう。この場合、Fさんが「不平不満を聞かされた」と思えば、「Eさんは不平不満を言った」ということになるのである。Fさんのなかでは!


EさんがGさんに悩みを言ったとしよう。この場合、Gさんが「Eさんは自分に悩みを打ち明けた」と思えば「Eさんは悩みを打ち明けた」ということになるのである。Gさんのなかでは「Eさんは不平不満を言ったわけではない」ということになる。


不平不満だけではなくて、たとえば、のろけ話とか自慢話ということにも、おなじことが成り立つ。たとえば、Eさんが『自分の夫の行動について』FさんとGさんに言ったとする。



その場合、聞かされたFさんが「Eさんはのろけ話をした」と思えば、Fさんのなかでは「Eさんはのろけ話をした」ということになる。おなじことを聞かされたGさんが「Eさんは夫の行動について話した」と思えば「Eさんは特にのろけ話をしたわけではない」ということになる。


『受けとめ方』が問題なのだ。これに関しては、受けとめ方はいろいろだということにしておく。ほんとうは、事柄それ自体を事柄それ自体と考えよいのかどうかという問題がある。それに関しては、ここでは突っ込まない。その話はあまりにも哲学的だから、ここでは、『同じ内容を聞かされても、受けとめ方がちがう』というところで、打ち止めにしておく。


+++++


たとえば、「おまえら、たたき斬ったる」というような物騒な発言を誰かがしたとしよう。これは、『不平不満』である可能性が高い発言だ。



しかし、「おまえら、たたき斬ったる」という文だけを考えて、それが不平不満であるか不平不満でないのかということを決定することができない。



また、一〇〇人にアンケートをとって、一〇〇人中一〇〇人が「おまえら、たたき斬ったる」という文が不平不満の表明だと判断したとしよう。



しかし、一〇一人目が否定する可能性は、否定できない。一〇一人目が「たしかに、不満不平だ」と答えたとしても、一〇二人目はどうだかわからない。



一万人中一万人が「これは、不平不満である」と考えたとしても、一万一人目は、わからない。だから、たしかに、これが不平不満であると決定できるわけではない。



それから、不平不満だと『思われる可能性』が高い文を、何個集めても、それで、不平不満それ自体になるわけではないという問題がある。



『まるまるはひどい』『まるまるが嫌いだ』『まるまるは人間じゃない』というような『文』それ自体を何個集めても、『不平不満』それ自体とはイコールにならない。



何度も言うことになるが、『不平不満』というのは、それを聞いた人が『不平不満だ』と判断したときに、『不平不満になる』というものだ。



誰のなかで不平不満になるかというと、その人のなかで不平不満になる。逆に言えば、その人のなかだけで不平不満になるものだと言える。



個別の『誰にとっても不平不満である』文、あるいは、個別の『誰にとっても不平不満である』発言が決まっているわけではない。



しかし、人々が不平不満であると考える可能性が高い文はある。だから、この場合、不平不満それ自体が決まっているわけではなくて、不平不満であると多くの人が判断する可能性が高い文と、多くの人が不平不満であると判断する可能性が低い文があるということになる。そのようなものでしかないと言える。

たとえば、『私はあなたが好きだ』は不平不満である可能性が低い文だが、『私はあなたが憎い』は不平不満である可能性が高い文だ。『ゆるせない』『おまえらは、人間じゃない』『たたき斬ってやる』と真剣を持ちながら言った場合は、不平不満である可能性が高い文(複数)だ。しかし、ゆるせない』『おまえらは、人間じゃない』『たたき斬ってやる』の場合は、不平不満の表現と言うよりも、むしろ『怒りの表現』と普通の人は考えてしまうのではないだろうか。だから、不平不満の場合、むしろ、直接的な行動には出ないというような意思が表明されている場合が多いのではないかと思う。
『ぶっ殺してやる』『ぶん殴ってやる』などは、不平不満の表現と言えば不平不満の表現ととれるけど、『怒りの表現』と言えば、怒りの表現ともとれる表現だ。

好意の表現……愛している。好きだ。気に入っている。大事にしたいと思っている。かわいい。(不平不満である可能性が低い表現)
嫌悪の表現……嫌いだ。にくい。気にくわない。まるまるはひどい。ゆるせない。かわいくない。(不平不満である可能性が高い表現)
怒りの表現……ぶっ殺してやる。ぶった斬ってやる。なぐってやる。倒してやる。(不平不満である可能性が高いが、不平不満の域をこえて、怒りの領域にすすみつつある表現)

こんな感じかな。

「愛している」が不平不満の表現であると思う人はいないと思う。しかし、『私はCさんを愛している』『けど、Cさんは振り向いてくれないんだ』と言った場合、ふたつの文を続けて解釈すると、全体では不平不満だと思う人も出てくる。うしろの文が前の文に影響を与えるわけだ。話しには、全体の流れがあり、全体の流れを聞いたあとに『不平不満である』とか『不平不満でない』ということを(聞いた人が)判断するわけだから、文同士の前後関係は重要である。

人間は皮肉を言う場合もあるし、おなじ表現なのにまったく逆の意味を持つ場合もある。
「あいつはにくいやつだ」の「にくい」があいつに対する嫌悪の表現ではなくて、好意の表現である場合がある。また、「かわいい」が皮肉である場合もある。

わかっていただけるかたに感謝しております。ありがとう~~ございます~~

自分の身のまわりを良い言葉で満たしたい人は、是非そうしてください~
人に優しい言葉をかけたい人は、是非そうしてください。
自分の思いは現実化すると信じている人は是非信じて、現実化してください
(ぼくが)こういうことを否定しているととらえている人がいるみたいだけど、ぼくが言っていることはそういうことじゃない。●●ではない人のことをもっと考えましょうということです。思いやりがあるのとないのはちがう。全体思考だと、かならず、こぼれる人が出てくる。こぼれる人に対する配慮は、事前に考えておくべきことだということを言いたいのです。それから、ぼくにとって「言霊」というのは、議論の対象、考察の対象であって、信仰の対象ではありません。なので、「言霊について議論しましょう」と言っているわけで、「言霊を信仰するな」と言っているわけではないのです。ここらへんの違いについて注目してください。刮目。刮目。


●ヘビメタ騒音というのは

ヘビメタ騒音というのは、ヘビーメタル騒音という意味です。ヘビーメタルというのは、甲高い金属音と重低音が特徴となるロックの一種です。
兄がヘビーメタルにこって、一日中、どでかい音で鳴らすようになったというのが、僕が引きこもらざるを得なかった直接の理由です。本当は、ヘビメタ騒音のことは書かずに、一般論だけを書くつもりでしたが、そういうわけにもいかず、いろいろなところで、ヘビメタ騒音の話が出てきます。


あの生活はない。この人生はない。
時間は無限ではなかった。とくに若いときの時間は。

俺の小説には思想的な意味がある。俺の小説には心理学的な意味がある。だれも語りえなかったことについて、語る

日付のない日記型小説(散文)・手記的な小説・究極のネガティブ苦悩爆発文学 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10ともほぼ同じことが書いてあるので、人間界の苦悩について興味がない人は読まないでください!!!!!

「騒音生活」「騒音生活が与える性格・人生への影響」「言いがたい家族」「困った人間の心理」「変な頑固さ」「平気で嘘をつく人(嘘を言っているのに嘘を言っているつもりがない人)」「自分勝手な脳内変換」「どれだけ言ってもなにも伝わらない人の心理的なしくみ・態度・おいたち」について興味がない人は読まないでください!!!

各巻は同じ主題を扱ったバリエーション(変奏曲)のようなものだと思ってください。

ぼくはまけない

「地下室の手記」ならぬ「騒音室の手記」だから、手記的な小説です。普通の主人公や脇役がいっぱい出てくる小説を期待している人は、読まないほうがいいです。そういう小説ではありません。

サイコパスが含まれるタイトルに関しては本当は納得してない。あんまり好きじゃない。けど、ある単語を使うと出版自体があやういので、しかたがなく、サイコパスという単語を使っている。サイコパスとつければ受けるとでも思ったのか?というような感想を持つ人もいるかもしれないけど、そういうことではない。

認識がズレている親にやられたこどもが住んでいる世界というのはちがう。



人気の投稿

「公開バージョン」はもとのバージョンの一部を文脈に関係なく削除したものなので、段落と段落のつながりがおかしい場合があります。(少し不自然な場合があります)。ご了承ください。

死にたいというのは、より良く生きたいということです。ぼくが「死にたい」と書いた場合、「より良く生きたい」と言っているのだなと、読み替えてください。心配にはおよびません。

過去に戻って、きちがいヘビメタ騒音なしでやり直したい。設定を変えてやり直したい。

用語解説:ヘビメタというのは、ヘビーメタルという音楽の分野を表す略語です。甲高い金属音と、超重低音が特徴となるクソうるさい音楽です。僕からみると、とても「音楽」と呼べるようなものではありません。本当に、特撮に出てくる「音」攻撃系の、音波です。あれはひどい。