ほかの人はヘビメタ騒音がどういう影響をあたえるか、まったくわかってない。それから、ほかの人は、ヘビメタ騒音の『負の効果』を回復しようとするこころみが、失敗するということがわかってない。ヘビメタ騒音というのは、ほのか人が考えるようなヘビメタ騒音じゃない。回復のこころみがことごとく失敗するということがわかってない。本人が、その立場で、本人が考えるような回復のこころみを試したわけではないので、現実の世界のなかで、どういうことが、しょうじるかわかってない。魔法的なこころみは、特にそういう傾向がある。まったく役に立たないのだ。まったく役に立たないばかりか、もっと、トラブルをうみ、もっと、不幸度が増すのだ。窮地に追い込まれるのだ。普通の人は、ヘビメタ騒音のことを自分のこととして考えることができないけど、自分のこととして考えても、それは、考えただけだから、わからない。どういうことがおこるのかわからない。ほんとうに、くそボンボンが、くそボンボンの解決法を言っているだけなんだよな。助言が全部的外れ。助言が全部、けっきょく、ヘビメタ騒音にやられた人を、追い込むようなものになっている。自殺に追い込むようなものになっている。
* * *
ヘビメタ騒音の一日が、どういう一日なのか、みんなわかってない。
それが、一〇〇〇日つみかさなったら、どうなるのか、みんなわかってない。
「そんなんじゃない」と言っているだろ。
「鳴り終わったら関係がない」
「そんなんじゃない」と言っているだろ。
一日のなかでも、人生のなかでも、「鳴り終わったら関係がない」なんて、とても言えない状態だ。きちがい的な家族が、いない人には、それがどういうことなのかわからない。一日だって、くるしい。鳴り終わったあと、眠れなくなる。あんなものを、何時間も浴びていいはずがない。十何時間もあびていいはずがない。影響は、うけるよ。
俺より、条件がいいやつが、好き勝手なことを言う。そりゃ、そいつの家族はそうだったかもしれないけど、うちの家族はちがうんだよ。