いちおう、鯛の刺身を食べた。けど、これが養殖なのだ。なんか、へんなものを入れられてないか、気になる。さらに、遺伝子組み換え魚ではないとは言い切れないので、なんかあんまり、うまく感じない。
ともかく、いろいろとあって、行動エネルギーが枯渇している。なので、すべてのことについて、あんまりやる気がない。楽しくない。
夢のなかで、部屋の床をふき掃除したのだけど、それも、あそこらへんを掃除しているいやな記憶が付きまとっているので、いやな気持でやっていたんだよな。
あそこらへんって、ネズミの糞がおちているダニの部屋だよ。おやじの部屋だよ。あそこの、居間だよ。居間だって、きちがい親父が、魚を出しっぱなしにするということをしなければ、あんな状態になってない。掃除をするのは俺なんだぞ。きちがい親父が入院したから。
けど、頑固に魚を出しっぱなしにしているときだって、頑固に工事をしないと言い張っているときだって、きちがい親父は、ネズミの糞は、がん無視だから、けっきょく、掃除なんてしない。
俺も、一階の部屋のことは、無視していたから、時間とともに、ネズミの糞が多くなるのだ。そりゃ、そうだろ。きちがい親父の、ネズミを入れて、ネズミシートでとるというやり方だと、ずっと、そういうことが続くわけだから……ネズミの糞が時間とともに増えていく。
だから、普通の人なら、そういうことがわからなくても、ちゃんと説明すれば、わかるものなのだけど、わからないのだ。くそ気ちがいだからわからない。これ、どれだけわかりやすく説明してもむだなのだ。
このさき、どうするかな?
全部、持ち出さないと掃除できない部分がある。だから、掃除できない部分に関しては、ネズミの糞が残っている。俺の部屋じゃないよ。
けど、基本的なことを言うと、親父のことよりも、兄貴のことで、つかれている。どうにもならないほど、つかれている。ほかのひとにはわからない。きちがい兄貴がいなかったからだ。ほかの人の人生のなかには、きちがい兄貴が登場しない。
この、きちがい兄貴の頑固さと言ったらない。ほんとうに、きちがい兄貴の態度と、きちがい親父の態度がおなじなんだよなぁ。こまるんだよなぁ。まるでわかってないからな。
どれだけ言っても、まるでわからない。
そのまま生活している。
脳みそをつけかえなければ、なおらない。
脳みそが、そのままおなじだから、おなじ感覚で、おなじ行動をする。おなじ態度で、こっちが言ったことをはねのける。おなじ思考回路でまったく気にしない。
どれだけトラブルがしょうじても、どれだけトラブルのたびに『絶叫けんか』をしても、かわらないんだよね。
きちがいだから、『絶叫けんか』をしたあとも、行動がまったくかわらない。悪いと思ってない。あたまがおかしいから、なにもつたわらない。