「引きこもり対策」を考えるときは、レベルを考えることが大切。
けど、レベルと言っても、引きこもりの度合いのレベルが、そのまま、対策?に対応しているわけではないという部分があって、それが問題だと思う。だから、レベルの他に、位相というような言葉を使っておいた。
まあ、タイプと言えばタイプなのだけど、たとえば、睡眠障害という位相を考える必要があるんじゃないかなと思う。重度の睡眠障害がある場合、通勤するのは、絶対的に無理なのだけど、起きている時間にうちでやる適切な仕事があれば、仕事ができないという問題は解決してしまう。
あるいは、起きている時間に、いつでも通っていい「職場」が、徒歩一分圏内にあるなら、働けるかもしれない。実際には、そんな職場はないといっていいのだけど、一日二四時間、好きなときに、来ても良い職場があれば、重度の睡眠障害がある場合でも、通勤可能になる。
また、「人と会いたくない」という位相を考えると、別のことがいえる。職場が、徒歩一分圏内にあっても、二四時間中、いついってもいいということになっても、「引きこもり」の問題が解決しない。
引きこもりのことを考えるとき、位相があるといったが、実際にどういう位相があるのかということを考えてみようと思う。だいたいのことを言えば、以下の様なものが思い浮かぶ。
物理的引きこもりスケール
部屋から、出れないのか、家から出れないのか、出るとしたらどの程度の頻度なら出れるのか。
睡眠引きこもりスケール
睡眠相が正常かどうか。睡眠相後退症候群のように、夜型生活になっている場合は、夜勤ができる。しかし、交代制の夜勤は、睡眠相を乱す元なので、あまりおすすめではない。睡眠相後退症候群は、非二十四時間睡眠覚醒症候群になる場合があるので注意。
通勤は、できないが、「内職」自営業ならできるので、