がんばって働く人がいると、その分だけ、社会にどうしても、ひずみ・ゆがみが生じてしまうのである。なので、過剰に働くことはよくないことなのである。けど、どうしても、働きたい人がいるかもしれない。そういう人は、ひずみ・ゆがみが生じたとしても、働いてもいい。しかたがないから、働かしてあげよう。ひずみ・ゆがみは回収しなければならなくなるけど、それは、基本的に言って、悪魔が支配する社会で発生することだ。なので、悪魔が支配する社会を悪魔ではないものが支配する?社会にかえればよいのである。
まあ、ともかく、みんながみんな、働きすぎるような社会だと、ひずみ・ゆがみが生じるので、全体としては、悪くなるということは知っておいたほうがいいと思う。
「人間は働くべき」とは言えない。「人間は働くべきだ」と考えている人が働くのは、(ひずみ・ゆがみ)を生じさせないのであれば、肯定できるけど、(ひずみ・ゆがみ)を生じさせるので、肯定できない。どうせ、ひとりの人間が生み出せる(ひずみ・ゆがみ)はわずかな量なので、どうしても働きたいのであれば、しかたがないので働いてもいいというわけだ。そのくらいのことだ。けど、そういう人が多数いると、(ひずみ・ゆがみ)が生じてしまうので、なんとかしなければならなくなる。で、なんとかしなければならなくなったのが、いまだ。いまの時代だ。これからは、「人間は働くべきだ」と考える人の人数が、減らなければならない。
過剰に働くのは、悪だ。(しかし、個人的なレベルではそういうこともあるだろうから、まあ、ゆるされはする)(個人的な感情の発露として、どうしても働きたい場合があるだろうから、ほんとうはあんまりよくないことだけど、個人がひとりのぶんのひずみ・ゆがみを生み出す量は少ないので、しかたがないので、ゆるしてあげる……ということだ)。ほんとうは、過剰に働くべきではない。これは、公害みたいなものだ。みんながみんな、少しずつ、(なかなか分解されない)有害ごみを出しているようなものだ。ほんとうは、よくないことだけど、しかたがないから、ゆるされることにしておくということだ。けっして、奨励されるべきことではない。
過剰に働くのを人にすすめるのは、悪だ。(これは、ゆるされない)
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けど、働かないと生きていけないじゃないか?
いや、だからぁ……働かないと生きていけないような社会はよくない社会なので、みんなでかえよう。働かなくても生きていける社会にしよう。過剰に働くことを求められるような社会はやめて、適度な量、働くことをのぞむ人が、適度な量、働くような社会をつくろう。