言霊主義者は、とくに「言った途端にそうなる」とか「言ったらすぐにそうなる」ということは、言っていない。
しかし、「状態」というものについて考えてみよう。
「言った状態になる」ということなのだ。
いままで、言われなかった状態なのに、言った途端に、言われた状態になる。
状態に変化がある。
その場合、状態に変化が起こったのだから、すぐに、効力が発揮されると考えたほうが自然なのだ。
「いつかそうなる」のではなくて、「言ったらすぐにそうなる」と考えたほうが、自然なのだ。
どうしてかいうと、状態の変化があるからだ。
言わなかった状態から、言った状態に移行した。言われなかった状態から、言われた状態に移行した。
言ったことが、現実化するのだから、言った状態に移行したら、言ったことが現実化するのである。
どうして、言ったあと、現実化するまでの時間をまたなければならないのか。
言わなかった状態から、言った状態になった。
言ったら、言ったことが現実化するのだから、言った途端に現実化するはずなのである。
ところが、言霊主義者は、現実化しそうもないことに関しては「いつか現実化する」と「お祈りモード」に入ってしまうのである。
これが、きたない矛盾の解決方法なのである。
いや、これもと言ったほうがいのか?
ともかく、言わなかった状態から、言った状態になるので、言った状態になった直後から、言ったことが、現実化されると考えたほうがいい。
言われたのに……つまり、言われた状態になったのに、どうして、言われ状態になったことによって引き起こされる変化(現実化)が発生しないのか?
おかしいではないか。
* * *
状態の変化が起こったときに、言われたことが現実化するのである。言われなかった状態から、言われた状態になった。
そうしたら、変化したそのときに、現実にも、変化がおこるべきなのだ。言われたのだから、言われたことが、(言われた直後に)発生するべきだ。
言われたあとも、言われたという状態を無視して、言霊が働かない。おかしいじゃないか。
この問題を解決するために、たとえば、「一秒以内に、XはYになる」と言ったとしよう。
そうたら、一秒以内に、XはYになるはずなのである。「一秒以内に、XはYになる」と言ったのに、「一秒以内に、XがYにならなかった」としよう。
その場合は、「言えば言ったことが、言霊の力によって現実化する」という言霊理論が間違っているということになる。