そういえば、いま座っている椅子が、よくないんだよ。写真で見ただけでは、座りごこちはわからない。なんか、あってない。ともかく、だるい。どうしたものだ。
眠っても、回復しない。
眠ったら、ぱーーっと回復してほしいね。ぱーーっと。
現実はちがう。どろどろ。ぜんぜん、回復しない。やっぱり、いろいろと限界なんだよなぁ。体力的にも精神的にも……。
どうにかしたいのだけど、どうにかするには、体力が必要だという問題がある。明るい気持ちで……むかし、ヘビメタ騒音のまえにいろいろなことをやっていたときのように……、ぱぱーっと、計画を実行したいなぁ。明るい気持ちで……。けど、ヘビメタ騒音中と、長期騒音以降、むりなんだよ。どれだけ、自分の気持ちを鼓舞してもむりなんだよ。破壊された。
ほんとうは、重要かつ重大な問題なのに、凡人佐藤が理解しない。凡人佐藤には常識的な人の見本として登場してもらっている。どれだけこういう態度の人が多かったか。あとは、ユキオって名前にしておいたけど、ユキオのような態度の人もいる。この人たちは「このとしで、職歴がないなんてどう考えてもおかしい。きもちわるい。近づかないでおこう」と思って、俺をさける人たちだ。さけたままならいいけど、徒党を組んで、裏で(俺の)悪口を言うのである。主婦がそうだった。「あれ、人の悪口を言うのは、悪いことなんじゃなかった」とつっこみを入れたくなる。ものすごい、差別意識があるんだよな。「ヘビメタ騒音『で』働けなくなった。ヘビメタ騒音でつらい」と言っているのにこういう態度だ。「どれだけ兄貴に言っても、兄貴がやめてくれなかった」と言っているのにこういう態度だ。ユキオの場合はちょっとかわっていて、「もし、それがほんとうなら、もっとぐちゃぐちゃになっているはずだ」と言っていた。『もし、ヘビメタ騒音のことがほんとうなら、もっと、(エイリさんが)きちがい的な状態になっているはずだ……けど、普通に話せるし、きっと、ヘビメタ騒音のことは、エイリさんがつくりあげた嘘なのだろう』と思ったみたいなのだ。そういうことを「もっと、ぐちゃぐちゃになっている」とは言っていた。ひとりごとのようにつぶやいたけど、口に出しているよ。
ともかく、きちがい兄貴がきちがい的な意地で、常識はずれのことを、やると、ぼくが誤解されるのである。ぼくがほかの人から誤解される。これ、親父の場合もそうなんだよね。けど、親父の場合よりも、兄貴の場合のほうがひどい。兄貴は、ヘビメタ騒音だけで、親父の1000万倍ぐらい、ひどいことをしている。これ、ほんとうにヘビメタ騒音生活が続けば「誰だって」働けなくなるのに、ほかの人はそれがわかってない。体験的にわかってないから、「そんなのはおかしい」という反応をする。『エイリさんが嘘をついているだけなのでは』と思ったりする。あるいは佐藤のように、『そんなのは関係がない』と思って、ヘビメタ騒音がしょうじなかったにもかかわらず、エイリさんがさぼって働かないという前提で、くそ助言をしてくるのである。ヘビメタ騒音のことを無視しているか、ヘビメタ騒音のことを過小評価している。「あったって、たいしたことはないだろう」と思っているのだ。「あったって、過去のことなら、関係がない」と思っているのだ。こういう、決めつけ。頭がわるい決めつけ。想像力がないのかな? 自分がほんとうにそういう生活をしたら、どんなことになるかまったく想像がつかないんだよね。きちがい兄貴の無視のしかたは、こういうやつらの無視のしかたよりもひどいけど、方向性は合致している。ヘビメタ騒音の影響を無視する。無視したところで「なめたこと」を言う。きちがい兄貴が、普通の人が想像できないことを、普通の人が想像できない期間の長さ、ずっと毎日やると、そういうことになってしまう。