基本的なことを言ってしまうと、やはり、仕事をしないと飢え死にしてしまう社会というのは、おかしい。そういう社会は、社会として、よくない社会だ。
まず、これを理解しないと、話にならない。
で、こういう理解をさせないように、支配者側ががんばっているのである。一般の人がこういうことを理解してしまうと、支配者側の人にとってめんどうなことになるのである。
なので、全力で、そういう理解をさせないようにする。そして、「人間は働くべきだ」という道徳観を育てようとする。
これは、悪魔の支配している社会の構造だ。
そもそも、富の偏在がおかしいのである。
富の偏在は、異常なレベルに達している。
いかに富の偏在があるのにしろ、限度がある。
そして、その限度を超えてしまっている。
だから、奴隷労働をしなければならないのである。支配者層ではない人は奴隷労働をしなければ生きていない社会なのである。 そして、生活保護などの社会制度は、じつは、こういう支配を補完してしまう。まあ、外国人によって、日本が支配されていて、なおかつ、外国人は生活保護をもらいやすいけど、日本人は生活保護をもらいにくい状態が成り立っている。
けど、「そんなのは、社会制度で補完すればいい」という考え方では、だめなのだ。これは、慈善団体とか寄付の問題に直結している。一見、道徳的に正しいように思える制度や活動が、じつは、悪魔が支配する制度や活動のなかに「うめこまれている」。
富の偏在をただせば……「働かなくても、飢え死にしない社会」をつくれる。もう、そういうレベルになっている。そして、「働かなくても、飢え死にしない社会」をつくれば、「働かなくても、飢え死にはしないけど、働く」といった場合の労働と「働かないと、飢え死にするから働く」といった場合の労働が、完全に異なることに、人々は気がつくだろう。
「飢え死に」でおどして、働かせようとする社会がおかしいとは思わないか?
しかも、「おどし」ではなくて、現実にあることだ。おかしいだろ。こんな社会。