これ、ほんとうは、条件が悪い人に対するいじめみたいなものなのである。条件を無視して、精神世界の話をするというのは、基本的に、条件が悪い人を、おいつめることなのだ。
けど、「改善できる」「解消できる」という触れ込みがある。
だから、基本的には、反対のことがしょうじてしまうのである。
けど、それは、個々の「条件が悪い人」のせいにされてしまうのである。個々の「条件が悪い人」が未熟だからそうなるということになってしまうのである。その条件が悪い人が成熟すれば、それでよいのである。
ところが、条件が悪いので、条件の悪さから、悪いことが発生してしまうのである。
そして、精神世界の人は、「他人」の「条件の悪さ」を無視するので、どこまでもどこまでも、条件が悪い人がおいつめられることになるのである。
たとえば、条件が悪い人は、オークションサイトも使えない。そうなると、たとえ、自分がほしいものであって、なおかつ、そこらへんで売っていないものが、出品されても、落札できないということになる。
言霊の例で話したけど、引き寄せでもおなじだ。
普通の人が、運よく落札できたとする。条件が悪い人は、落札できない。こういうちがいがあるのである。それは、条件のちがいがもたらすことなのである。
所持金の問題……カネの余裕の問題についても、実際には、個々人によって、状態がちがう。つまり、条件のちがいがある。
けど、「引き寄せ能力が高い人は、引き寄せられる」ということになってしまうのである。そして、「引き寄せ能力を高くするには、波動を高くすればいい」ということになってしまうのである。
ようするに、条件が悪い人は、波動が低いから、落札できないのである。
引き寄せ教祖の考えに従えば、条件が悪い人は、波動が低いから、自分がほしいものを引き寄せることができないということになる。
さらに、波動を高くするには、感謝をすればいいということを言い出す。こうなると、引き寄せができない人は、波動が低い人で、感謝の気持ちがたりない人だということに、なってしまうのである。
こういう、「ふみつけ」がある。
さらに、精神世界には、「選んで生まれてきた」というラスボスがいる。
カルマ論だ。
けっきょく、この世でくるしい思いをしている人は、それを選んで生まれてきたという決めつけが発生してしまう。
こんなの、妄想でしょ。
迷惑な妄想だ。
ところが、精神世界の人にとっては「真実だ」ということになっているのである。