まあ、簡単に言って、歯を治療したあと、いいことがあるかどうかだ。もう、長期騒音にやられているので、感性が、ぼろぼろになっている。正直に言うと、いつも、異世界転生したような気分だ。ほんとうに、長期騒音がつらかった。そして、今の孤独な状態というのは、長期騒音の結果できたものだ。かりに、おカネが入って、ある程度裕福な暮らしができるようになったとしても、それで、なんだというのだ。若いころに、長期騒音なしでやりたかったことなんて、できない。長期騒音は、ほんとうに、めちゃくちゃに鬱になる騒音なのである。毎日が、ピンチでくるしかった。
歯医者に行くときも、長期騒音と戦って、行くのである。歯医者で待っているときも、地右京騒音と戦って、まっているのである。夜も昼もずっとおなじだ。くるしい。だれにどれだけ言っても、むだだ。むだなのはたしかだ。しかし、ほんとうに、きつい。
かりに……ほんとうにかりに……ぼくのことを大好きな美少女と一緒に暮らしたとする。それで、ぼくは、楽しくなるか。多少は、楽しくなる。けど、ヘビメタ騒音の「鬱」のほうが、何兆倍もでかい。そのうち、美少女も、ぼくのもとから、離れるだろう。だって、鬱な人と暮らしているのは、つらいから……。ともかく、ぼくは……ものすごくいいことがあれば、ほんのちょっとは、うわむくかもしれないけど、しずんだ気持ちのまま生活することになる。
反転可能な時期というのがある。そこまでに、鳴りやめば、どうにかなる時期というのがある。その時期を過ぎてしまったら、もうだめだ。どれだけいいことがあっても、無駄だ。そして、ものすごくいいことなんて、ないのである。
ヘビメタ騒音の生活で、いろいろなことが、ダメになっている。これも、実際にやられた人じゃないと、どういう過程で、そうなるのか、わからない。表面だけ考えたって、わからない。ほんとうに、経験しないと、日常茶飯事のことがわからない。ほんとうに、経験しないと、他者の反応というのがわからない。どういうことになるのか、わからない。不可避的に、どういうことになるのか、わからない。わかっていないんだよ。わかっていないところで、「こうすれば、うわむく」というようなことを言う。それ、初期段階で、何万回も繰り返して、きちがいヘビメタで吹っ飛んだことだから。