まさかと思うことが起こったとき、思霊主義者は「自分が思わなかったことが起こった」とか「思ったことが現実化して、思わなかったことも現実化するのでは、思ったことも思わなかったことも現実化することになり、特に、思ったことが現実化すると言い切る意味はないのではないか」とか「思わなかったことが現実化したのだから、思ったことが現実化するという言霊理論は間違っているのではないか」とかと思わないのだ。
『宇宙の摂理』とか『真理』とかと言ったって、こういうレベルだ。
じゃあ、思わなかっことが発生した場合、どういうことをするのかというと、普通のことをするのだ。どういう反応があるかというと、普通の反応があるのだ。
たとえば、エイリが思霊理論は間違っていると、ある思霊主義者に言ったとする。とりあえず、その思霊主義者はAさんだとする。
Aさんは、エイリが言ったことに、そのまま、反応をするのである。
たとえば、「思霊理論は間違っていない」「だいたい正しければ、正しい」「単純なのが正しい」「理屈じゃないんだ」と言って、エイリが言ったことを理解せず、かなりの高確率で「腹を立てて」対応する。「なんだとおぉ」という態度になるのだ。
「自分が言っていることは正しくて、エイリが言っていることは間違っている」ということを、かなりの高確率で主張する。
そのままだ。
思霊理論の矛盾について説明されても、そのまま、思霊理論は正しいと思ったままなのだ。
たいていの場合、思霊理論の矛盾や、自分の態度の矛盾に気がつかない。
「自分が正しいことを信じているのに、エイリというやつがへんなことを言ってきた」というような反応に(かなりの高確率で)なってしまう。
Aさんは、『自分は、はたして、エイリが思霊理論は間違っていると言ってくるまえに、エイリが思霊理論が間違っていると言ってくると思ったのだろうか』なんて、たいていの場合は、考えない。
いやーー。考えてよ。そこ、重要なことだから。