2021年5月27日木曜日

「黒玉ばかり出るなんて言っているから、黒玉が出るんだ」 ビンボッチが、苦しい思いをするようにできている。

 カネモッチーが無視してしまうのが、ビンボッチの落胆だ。ビンボッチが「白よ出ろ」と願いを込めてまわしたのに、黒玉が出た。これは、ビンボッチにとってつらいことなのである。カネモッチーだって、黒玉が出るときはある。

だから、黒玉が出たときの落胆について知っていると言えるだろうか。

カネモッチーの場合は、一〇〇回まわせば九〇回ぐらいは白玉が出る。一〇〇回でだいたい一〇回ぐらいしか、黒玉が出ないのだから、落胆は小さい。

「どうせすぐに白玉が出る」と思うことができる。

そして、実際に、白玉が出る。

一〇回まわせば、だいたい九個ぐらいが白玉で、一個が黒玉という割合だ。もちろん、これが、白玉八個、黒玉二個になるときもあるし、白玉七個、黒玉三個になることもある。一〇の一〇乗分の一という非常にひくい確率だけど、一〇回まわして、一〇回とも、黒玉になることだってある。けど、「たいていの場合は」白玉のほうが多く出る。

『ほら、みろ。白玉よ出ろと言ってまわせば、白玉が出るんだよ』と思うことができる。九〇%の確率で白玉が出るのだから、ダメージが少ない。

しかし、ビンボッチの場合はちがう。「白玉よ出ろ」と言って、まわしたとき、黒玉が出たときの落胆がでかい。気がつかずに、黒玉ばかり出る抽選機をまわしているということが、ダメージを増幅させる。

それに、実際に黒玉ばかり出るのだけど、「黒玉ばかり出る」と言ってしまうと、「黒玉ばかり出るなんて言っているから、黒玉が出るんだ」と、説教されてしまうのである。そういう状態になっている。「くやしかったら、白玉を出してみろ」ということだ。

九〇%の確率で、黒玉が出る抽選機をまわしているから、実際に、黒玉が出やすい。黒玉が出やすいということは事実なのである。しかし、「黒玉が出やすい」という言葉がネガティブな言葉だと、ビンボッチ、フツーッチ、カネモッチーによって認識されているのである。

なので、「ネガティブなことを言っているから、黒玉が出るんだ」という説明には、それなりの、説得力がある。しかし、嘘だ。『黒玉ばかり出る』と思っているから、黒玉が出るわけではない。

たとえば、あるビンボッチが『黒玉ばかり出る』と考えて抽選機をまわしても、『絶対に白玉が出る』と考えて抽選機をまわしても、黒玉が出る確率は、かわらない。どうしてなら、その抽選機には黒玉が九〇個入っているからだ。

一〇〇個の玉のうち、九〇個が黒玉であるという事実が、「黒玉ばかり出る」という感想や事実認識の「もと」になっている。「黒玉ばかり出る」と思ってまわしたことは、結果とは関係がない。

しかし、黒玉ばかり出るので、『黒玉ばかり出る』という事実認識が強化される。そして、そういう感想を持つ回数が増える。この回数が増えるということが、やはり、全体の気分に影響を与えるのである。

だれだって、黒玉なんて出したくない。黒玉には出てほしくない……そういう気持ちがある。そして、人間は、だれでも幼児期の万能感が残っている。幼児期をこえて生きている人は、みんな幼児期を経験している。幼児期の万能感が『思ったとおりになる』『言ったとおりになる』という気持ちをささえている。苦しい時の神頼みもおなじだ。

どういうことかというと、カネモッチーが、気楽に言っていることが、カネモッチーばかりではなくて、フツーッチやビンボッチにも、基本的には支持されているということだ。なので、問題が複雑になるのである。なので、ビンボッチが余計においつめられるのである。

ビンボッチが、苦しい思いをするようにできている。



 

わかっていただけるかたに感謝しております。ありがとう~~ございます~~

自分の身のまわりを良い言葉で満たしたい人は、是非そうしてください~
人に優しい言葉をかけたい人は、是非そうしてください。
自分の思いは現実化すると信じている人は是非信じて、現実化してください
(ぼくが)こういうことを否定しているととらえている人がいるみたいだけど、ぼくが言っていることはそういうことじゃない。●●ではない人のことをもっと考えましょうということです。思いやりがあるのとないのはちがう。全体思考だと、かならず、こぼれる人が出てくる。こぼれる人に対する配慮は、事前に考えておくべきことだということを言いたいのです。それから、ぼくにとって「言霊」というのは、議論の対象、考察の対象であって、信仰の対象ではありません。なので、「言霊について議論しましょう」と言っているわけで、「言霊を信仰するな」と言っているわけではないのです。ここらへんの違いについて注目してください。刮目。刮目。


●ヘビメタ騒音というのは

ヘビメタ騒音というのは、ヘビーメタル騒音という意味です。ヘビーメタルというのは、甲高い金属音と重低音が特徴となるロックの一種です。
兄がヘビーメタルにこって、一日中、どでかい音で鳴らすようになったというのが、僕が引きこもらざるを得なかった直接の理由です。本当は、ヘビメタ騒音のことは書かずに、一般論だけを書くつもりでしたが、そういうわけにもいかず、いろいろなところで、ヘビメタ騒音の話が出てきます。


あの生活はない。この人生はない。
時間は無限ではなかった。とくに若いときの時間は。

俺の小説には思想的な意味がある。俺の小説には心理学的な意味がある。だれも語りえなかったことについて、語る

日付のない日記型小説(散文)・手記的な小説・究極のネガティブ苦悩爆発文学 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10ともほぼ同じことが書いてあるので、人間界の苦悩について興味がない人は読まないでください!!!!!

「騒音生活」「騒音生活が与える性格・人生への影響」「言いがたい家族」「困った人間の心理」「変な頑固さ」「平気で嘘をつく人(嘘を言っているのに嘘を言っているつもりがない人)」「自分勝手な脳内変換」「どれだけ言ってもなにも伝わらない人の心理的なしくみ・態度・おいたち」について興味がない人は読まないでください!!!

各巻は同じ主題を扱ったバリエーション(変奏曲)のようなものだと思ってください。

ぼくはまけない

「地下室の手記」ならぬ「騒音室の手記」だから、手記的な小説です。普通の主人公や脇役がいっぱい出てくる小説を期待している人は、読まないほうがいいです。そういう小説ではありません。

サイコパスが含まれるタイトルに関しては本当は納得してない。あんまり好きじゃない。けど、ある単語を使うと出版自体があやういので、しかたがなく、サイコパスという単語を使っている。サイコパスとつければ受けるとでも思ったのか?というような感想を持つ人もいるかもしれないけど、そういうことではない。

認識がズレている親にやられたこどもが住んでいる世界というのはちがう。



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死にたいというのは、より良く生きたいということです。ぼくが「死にたい」と書いた場合、「より良く生きたい」と言っているのだなと、読み替えてください。心配にはおよびません。

過去に戻って、きちがいヘビメタ騒音なしでやり直したい。設定を変えてやり直したい。

用語解説:ヘビメタというのは、ヘビーメタルという音楽の分野を表す略語です。甲高い金属音と、超重低音が特徴となるクソうるさい音楽です。僕からみると、とても「音楽」と呼べるようなものではありません。本当に、特撮に出てくる「音」攻撃系の、音波です。あれはひどい。