これはまあ、異次元世界の話なんだけど、
m-RNAがなにをしているのか、ちょっとだけ話すよ。
蝙蝠のコロナウィルスにスパイクたんぱく質をつけたのが、こぅびっど19だということは話したよね。蝙蝠のコロナウィするは人間には感染しない。人間の細胞のなかに入ることができないのだ。しかし、悪魔の博士ふぉーっちが、スパイクたんぱく質をつけてしまった。スパイクたんぱく質は、ACE2受容体にとりつくことができるのだ。ACE2受容体というのは、細胞内に栄養を取り込むためのものだ。スパイクたんぱく質のとげとげの部分がACE2受容体が取り込むべき栄養によく似た構造をもっている。だから、擬人化して言うと、ACE2受容体は、「栄養がきた」と思って、このこびっど19を細胞内に取り込んでしまう。そうすると、ふつうにこびっど19が増殖してしまう。
ワクチンに入っているのは、スパイクたんぱく質をつくるためのm-RNAだ。これが、推定では60億個ぐらい、注射器に入っている……らしい。個数は、本当のところわからない。ろっどーによってちがうと思われる。けど、ともかく、相当な数のm-RNAが筋肉注射によって体内に入れられる。筋肉注射をすると、腕のところにm-RNAがのこって、いろいろなところに運ばれることがないというようなことを言われただろう。けど、これが、運ばれる。m-RNAは4層のナノ粒子によっておおわれている。このナノ粒子は、それぞれが、単独でも人間にとっては毒なんだけど、まあ、それは、横に置いておこう。問題なのは、ナノ粒子に覆われていることで、m-RNAが、からだの色々な部分には運ばれてしまうことだ。脳みそにも運ばれてまう。m-RNAが多く分布することになるのは、脾臓、肝臓、子宮、精巣、リンパ節などだ。