基本的に、悪魔が提供する「いい話」で、こころをやられてしまう人が多い。悪魔が提供するいい話には、嘘がある。けど、その嘘に、気がつかない。まったく気がつかない。
普通の人は、いい話なのだから、いい話だと思っているけど、その話を信じてしまうと、悪いほうに誘導される。その話で感動した場合……おおげさに言えば感動した場合……悪い芽が、感動した人のなかに、育つということになってしまう。
けど、いい話で、いいことを思ったという主観がしょうじるのだ。
けど、けど、けど、悪い芽が育っている。基本的には、その「いい話」が、「条件の格差」を無視しているかどうかで、判断できる。いい話が、「条件の格差」を無視しているのであれば、悪い話だ。
これ、みんな、普通の人は、成功者が好きだ。
そして、成功者の話に感動したりする。
けど、その、成功者というのは、悪魔側の人間で、悪魔側がつくったシナリオにしたがって、道徳的に聞こえる話をしている。けど、それで、感動してしまうと、悪いこころになってしまう。かならず、悪に誘導されてしまう。
効果としては、条件的に不利な人のことが、もっともっともっと、きらいになる。もともと、洗脳されているので、条件的に不利な人を嫌悪するようになっている。
その傾向が、増幅されてしまうのである。
ひとつずつのいい話で、増幅するレベルは小さいもなのだけど、その小さいものが、何回も何回もつみかさなると、大きなものになる。