きちがい兄貴のやり方が、きちがいだから、ぼくがほかの人から、誤解されることになる。よその人には、きちがい兄貴がいないので、実際に、ヘビメタ騒音相当の音を浴びせられるということがない。家族によって、浴びせられ続けるということがない。そういう生活が一〇年以上続くということがない。人生上ない。ないから、誤解をする。
鳴っているときだけ、うるさくて、だるいということではないのだ。むしろ、鳴ってない時間のからだのだるさのほうが上だ。ただ単に、鳴っているときだけ、勉強ができなくなるということではないのである。全部がボロボロになっていく。ぜんぜん、わかってない。わかってないということは、たとえば、「過去は関係がない」というような言葉になってあらわれる。