まあ、ここに、言霊主義について、いろいろ書いてきたけど、言霊主義者は「せっかく、アドバイスをしてやったのに、なんだ!?」と思うぐらいのものだろうと思う。言霊主義者としては、すばらしいアドバイスをしてやったのに、その態度なんだ」という気持になるのだろう。けど、きちがい兄貴がやったことがひどすぎる。ぜんぜん、わかってない。言霊主義者は、ぜんぜんわかってない。
言霊主義者じゃなくても、一般人の態度はこんなものだ。「そんなの、あるわけがない」「そんなの、へん」と言って、口(くち)をとがらせるやつだっている。きちがい兄貴のことがまったくわかってないんだよ。きちがい兄貴が、普通の人がわからないようなセンスをもっていて、きちがい的なセンスで、音を鳴らしたので、ほかの人には、まったくわからなくなってしまう。きちがい兄貴が、普通の人だと思っているから……一般人は、きちがい兄貴が普通の人だと思っているから……いろいろと、勘違いをしてしまうのである。
たとえばの話、言霊主義者に俺が言ったことを聞いた、言霊主義者は腹をたてる可能性がある。けど、腹をたてたいのは、こっちなんだよ。わからないとは思うけど。そして、ふたこと目には……みんな……言霊主義者も言霊を信じていない一般人も……みんな……「自分だって苦労した」ということを言う。そりゃ、苦労したと思う。別に、その人たちが「苦労したこと」自体を否定するつもりはない。まったく、ない。けど、文脈というのがあるんだよ。この人たちは、きちがい兄貴のセンスを理解していないのに、きちがい兄貴にもたらされた苦労を、普通の人のセンスで、理解している。ようするに、この人たちが考える、普通の人がもたらす苦労と、この人たちが考えられない、きちがい兄貴がもたらす苦労はちがうのである。ちがうから、ちがう。
だから、きちがい兄貴がもたらす苦労を普通の人がもたらす苦労だと(普通の人は)勘違いしているのである。だから、質や量について勘違いしているわけ。苦労の質や量について、勘違いしているんだよ。
きちがい兄貴のようなしつこさで、きちがい兄貴のような頑固さで、音を鳴らす人間というのを、普通の人たちは、想定していないのである。だから、わかってない。想定していないから、質や量について勘違いをしてしまうのである。きちがい兄貴のような人が家族の一員で、その家族の一員が、きちがい兄貴のようなセンスで、騒音を鳴らしている場合は、その人……そういう家族をもっている人は、ぼくが言ってることが、わかるのである。口(くち)をとがらせて、否定するのは、わかっていないからなのである。「せっかく、いいアドバイスをしてやったのになんだ」とおこる言霊主義者は、言霊理論がまったく役に立たないということを、きちがい家族の行為をとおして、知ることがなかったのである。ようするに、わかっていないのである。