「思ったこと」が現実化したとき「思ったから」現実化したと言うことができるかというと、できる。
けど、思っただけでは、現実化しないのである。
思って、行動したから、現実化したのである。この、「思ったから現実化した」というのは、完全に「思ったあと現実化した」という部分以外のものが含まれている。
たしかに、きっかけとしては、「思った」ということが「原因」なのである。
けど、「思った」だけでは、現実化しないのである。段階を踏んでやらなければならないことは、各々の段階に、「やらなければならないこと」があって、「やらなければならないこと」をやったから、現実化したのである。
たとえば、なんかのゲームがあるとする。なんかのゲームをやろうと思っただけで、ゲームをクリアできるわけではない。そのゲームは二〇の階層(二〇面)があり、一階層目からクリアして、順番にクリアしないと、さきにすすめないとする。
その場合、「ゲームをクリア」しようと思っただけでは、クリアできない。ゲームをクリアしようと思ったあと、一階層目をやって、二階層目をやって、……一九階層目を実際にやって、二〇階層目を実際にやったから、クリアできたのだ。
これなら、「思ったから」と言うよりも「実際にやったから」と言ったほうがいいのではないかと思う。たしかに、「思った」ことはきっかけになっている。「思ったから」やりはじめた。けど、実際には行動することが必要で、行動したから、現実化したのだ。
そして、行動しただけではなくて、クリアしなければならないのだ。一階層目をやったけど……クリアできなかった……とする。
その場合、思っても、現実化しなかったということになる。一階層目から二〇階層目まで、クリアしたから、ゲームをクリアできたのだ。実際に行動したから、クリアできた。思ったから、クリアしたわけじゃない。