いま、夕方なんだけど、夕方のヘビメタ騒音はすさまじいものがあった。ぼくは、何度も言っているけど、生まれたときから、幼稚園のとなり住んでいるわけで、騒音耐性は高いほうだ。
そのぼくが、「こんなのはない」と思うほど、うるさい音で鳴っている。あれ、きちがい兄貴は、ヘビメタを鳴らすまで、フォークギターを弾いたり、普通のステレオではやりの曲を聴いていた。それらは、普通の音だった。
けど、ヘビメタ用にオーディオセットを買って、エレキギターを買って、エレキギター用のアンプ付きスピーカーを買ってからの音というのは、たぶん、ほかの人が、「自分の家では」聞いたことがないほどでかい音だ。これは、「うちでは」ということだ。
音の聞こえ方にはいろいろとある。音源の音のでかさだけが問題ではない。音源からの距離というのが問題なんだよ。
で、コンサート会場では、どうだか知らないけど、普通のうちでは鳴らせないようなでかい音で鳴らしていたのはたしかなんだよ。普通の人でも、特に、ヘビメタがきらいな人じゃなくても、あの音は「ものすごくでかい音だ」と感じる音なんだよ。そういうでかい音で鳴らしてたんだよ。
けど、そういうことが、わからないんだよ。
そりゃ、どのくらいでかい音で鳴っているのか、俺が言葉で表現しても、実際に、横の部屋で鳴らされているわけではないので、まったくわからない。
そして、きちがい兄貴の態度なんだけど、これも、普通のうちの家族のメンバーにはない態度なんだよ。ほんとうに、すべてにおいて俺が誤解をされている。
ヘビメタ騒音の話を聴いたとき、ある種の人は、おこってくるのだ。ようするに、「そんなのは、兄貴に言えばいいだろ」と怒るやつがいる。それで、「兄貴にはさんざん言っている」ということを、言った場合、さらに怒るのだ。
不愉快だという顔をして怒る。で、「そんなのは、兄貴に言えばいいだろ」とそいつが言う前に、俺が、ちゃんと「兄貴には、何度も注意した」という内容を言っていたとしても、そういうことを言う。
「兄貴には、さんざん注意したけど、兄貴が言うことを聞かない」ということをぼくが事前に話していたとしても、「そんなのは、兄貴に言えばいいだろ」ということを言う。
だから、「兄貴には、さんざん注意していると言っているだろ」と言うわけなんだけど、そうすると、「なんだそんなの」「なにがヘビメタ騒音だ!」と怒ってしまうのだ。
ぼくは、すべての場合において「兄貴には何回も注意をしている」ということを言っている。「兄貴が言うことをきかない」ということを言っている。言っているのに、「そんなのは、兄貴に言えばいいだろ」と怒るやつがいる。
こいつらの、俺に対する見下しが、半端じゃないのだ。
これは、ヘビメタが好きなやつがそういうことをする場合があるのだけど、別にヘビメタが好きじゃなくても、そういう反応をするやつらがいる。「そんなにでかい音で鳴らしているのなら、親が注意する」というやつも、怒って言っているんだぞ。