『ヘビメタ騒音で人生がなかった』とつくづく思う。
睡眠回路が壊れているので、この時間に起きている。いま、午前三時四四分だ。
しかし、うまくいかない人生だった。ヘビメタ騒音で、睡眠回路が壊れた。壊れるのに七年かかった。もう、だめだったんだなぁ。それからは、人に悪く言われて、不愉快な人生をあゆんできた。
その七年間も、アホなやつは、否定する。
ヘビメタ騒音で、睡眠回路が壊れないと思っているのだ。この時間……午前二時三〇分……いつも起きていたよ。眠りたいのに、まったく眠れない状態で起きていたよ。金縛りにあったような感じで体が動かない状態で起きていたよ。
不安でいっぱいだった。
そりゃ、勉強したくても、できないのだ。学生なら、不安になるだろう。
ところが、アホなやつらが「自分なら平気だ」という前提で、「過去は関係がない」「鳴り終わったら関係がない」と言うのだ。いやーー。関係があるんだよ。
その人たちが、実際には、ぼくとおなじような経験がないから、わかっていないだけなんだよ。あれだけでかい音で、あれだけの至近距離で、ガンガンガンガン、自分のきらいな音を聞かされ続けたら、眠れなくなるんだよ。わかってないだけじゃん。
ところが、「俺だって、苦労した」「俺だって、騒音ぐらいあった」「俺だって眠れない夜ぐらいある」と言いやがるのだ。
けど、毎日ずっと十数年間も、続いているわけじゃないだろ。まあ、学生時代に限れば、七年間だけどな。中学時代、高校時代、すっぽり包み込んで、毎日鳴っているんだぞ。
家族が鳴らす騒音なんだぞ。
俺の話を信じない人たちがいるけど、その人たちの常識が普通なんだよ。きちがい兄貴が、常識の外で生きているんだよ。
そして、きちがい親父は、きちがい兄貴とおなじように、常識外の生き物だし、おかあさんには、兄貴を静かにさせる力(ちから)がなかった。おかあさんは、こまっていただけだ。
俺が、どれだけ、きちがい兄貴、静かにするように言っても、きちがい兄貴が、きちがい兄貴の感覚で鳴らしてしまう。絶対にゆずらなかったんだよ。
一日に、一分だって、ほんとうには、ゆずらなかった。ゆずるとなったら、きちがい兄貴がやりたいやり方でゆずるということになってしまう。
きちがい兄貴がやりたいやり方でゆずると、まったく、かわりがないようなでかい音で鳴らし続けるということになってしまう。
けど、きちがい兄貴はきちがいだから「ゆずってやった」と思っているのだ。きちがいだから……。
きちがいと一緒の家に住んでいて、きちがいが、きちがい的な理由ときちがい的な感覚で、俺が一番嫌いな音を、夢中になって鳴らし続けるのだ。その壁……の……すぐうしろで、でかいスピーカーが、ガンガン鳴っている。
勉強なんてできない。宿題もできない。
きちがい兄貴が鳴らしているあいだ、眠って、起きてから、宿題をしようと思ったことがあるけど、きちがい兄貴が鳴らしているあいだ、ここで眠れるわけがないのだ。
ちなみに、おかあさんの部屋だと眠れた。
ヘビメタ騒音が鳴っているこの部屋で、勉強をしようとすると、勉強が苦手になってしまうのだ。
発狂的な状態で、本を読んでも、文字が頭のなかに入ってこない。きちがいヘビメタが鳴っていない状態なら、簡単に解ける問題が、まったく解けなくなってしまう。
きちがいヘビメタが鳴っていなければ、一回読んだだけで、おぼえられることが、何回呼んでも、おぼえられなくなってしまう。
そのときの「あせった感覚」が、テストのとき、復活してしまう。「あせった感覚」が似ているのだ。
もちろん、テストのとき、きちがい兄貴のヘビメタが鳴っているわけではない。
けど、「あせった感覚」が復活してしまう。頭がぜんぜん、まわ回らなくなってしまう。おちつかない。煮詰まった、頭の感覚がある。
きちがいヘビメタ騒音生活の中で、できあがった煮詰まった、頭の感覚だ。
これだって、ほかの人にはわからないだろう。
きちがい兄貴のような感覚で、非常識な音を鳴らす家族が、ほかの人にはいないからだ。きちがい兄貴の、頭の構造というのは、きちがい親父の頭の構造とおなじなんだよ。
だから、(きちがい兄貴は)普通の人がわかることがまったくわからない。相手の立場が、どこまでもわからない。自分(兄貴)がきちがい的な意地でやっていることで、相手(俺)がこまっているということが、とことん、わからない。
この「わからなさ」が、おかしいのだ。
正常じゃない。
いくらなんでも、わかることまで、わからない状態で、鳴らしている。
だから、本人は、鳴らしたつもりがないというぐらいに、関係がない人になっているんだよね。
まったく鳴らしていないから、弟が言っている騒音とは関係がないという意識を保って、きちがい兄貴は、生活している。
もちろん、きちがい的な意地で鳴らすのだ。そして、「しずかにしてくれ」と言われると、真っ赤な顔をして、きちがい的な意地で鳴らしてしまう。鳴らし続けてしまう。
けど、本人は、まったく鳴らしていなときとおなじ気分なのだ。俺が、どれだけ、「こまるからやめてくれ」と言っても、きちがい的な態度で鳴らし続けて、やめてくれなかった。
はんだごて事件のことについて書いたけど、きちがい兄貴の態度というのは、はんだごて事件のときのきちがい親父の態度とおなじなんだよ。
きちがい兄貴は、自分が、やられているときは、きちがい親父のやり方でやられると、はらわたが煮えくり返るほど、腹が立つということがわかっている。
実際、きちがい兄貴は、きちがい親父にやられて、腹を立てていたのである。
そして、きちがい兄貴は、「自分(兄貴)が、親父のやったことでこまった立場になった」ということを、きちがい親父に説明していた。
きちがい親父は、上記のようなきちがい兄貴とおなじような態度で、きちがい兄貴の言い分を、さえぎって、「絶対に、はんだごてを買ってやらない」という意地を通した。
それで、子どもがどれだけこまっても、(親父は)まったくわからないのだ。
本人(親父)がこまらないから、わからない。
逆上、逆上、逆上だよ。
「使える使える」と体をこわばらせて、真っ赤な顔をして、叫んで終わり。きちがい親父のなかで終わっちゃうの。
そうしたら、兄貴が、自分(親父)が押し付けたはんだごてでこまっているということも、うけいれないまま、はねのけてしまう。認識するまえ、はねのけるように怒り狂ってしまう。
だから、そういうやり取りが何度あっても、きちがい親父が「買ってやらない」という状態がかわらない。
どこかで理解してくれるというのがないのである。
だから、けっきょく、おかあさんが金を出して、買ったわけ。
親父に隠れて買ったわけ。
学校に持って行くはんだごてを買うということが、犯罪みたいなものなのだ。親父に隠れて、買わないと、ダメなのだ。
でっ、きちがい兄貴のヘビメタに対する態度というのは、親父のはんだごてに対する態度とおなじなんだよ。
絶対の意地で、自分がやりたいようにやりたいわけ。
だから、絶対の意地で、自分がやりたいようにやる。
それで、終わりなんだよ。
自分の音で、弟がこまっているということは、一切合切認識しないんだよ。
これは、言われなかったからわからなかったわけではなくて、どれだけ、何千回、何万回言われても、わからないことなんだよ。
親父とおなじように、発狂してはねのけておしまい。
本人(兄貴)が発狂してはねのけると、最初から、言われなかったという状態になってしまう。
押し通せるのだから、そうなんだよ。
これが、我慢して鳴らせなかったということになったら、一分だろうが、一秒だろうが、発狂してしまう。
「なんで、俺が我慢してやらなければならないんだ」という怒りがわいて、そんなのは、バカらしいという感じがわいて、けっきょく、普段通りの音で鳴らしてしまう。
* * *
どれだけ言っても、きちがい兄貴や言霊主義者はわかってくれないのだけど、ほんとうにひどい状態だった。ほんとうにひどい空間だった。
あのなかで、勉強なんて、できないよ。あのなかで、普通の気分を維持して生活するなんてことはできないんだよ。
どれだけ無視して生きようとしても、実際に、「そこで」ドカスカドカスカ、ほんとうに、普通家ではありえない音で鳴っているから、影響を受ける。
きちがい兄貴がヘビメタ騒音の影響を無視した。
それを認めると、思いっきり鳴らすことができなくなってしまう。
まあ、きちがい兄貴の脳みそは、きちがい親父の脳みそと、おなじような部分があるから、「もともとぬけている」という感じがする。
普通の人にはある、脳みその部分がないから、わからないという感じでわからない。きちがい兄貴には、普通の人にはある「脳みその部分」がないので、普通の人のように、「(でかい音で)騒音を鳴らしてる」ということが認識できない。
たいていの言霊主義者は、きちがい兄貴のように、「よその家では鳴らせないような音で、ガンガン鳴らす」ということは、しない。
しかし、言霊主義者は、きちがい兄貴のように、ヘビメタ騒音の影響を無視する。
そして、「言霊は絶対だ」「言霊は正しい」妄想的に考えているので、「どんな状態だって、できると言えばできる」というようなことを言う。
自分(言霊主義者)が俺みたいな騒音生活をしてないから、自分(言霊主義者)にはできると思っているだけなんだけど、「できないと言うからで、きないんだ」というようなことを言う。
これが、こっちにしてみれば、腹が立つ、発言なんだよ。
ところが、ここで書いてきたような説明をしても、「できないと言うからできない」という考え方がおかしな考え方だということを……きちがい兄貴のように……認めないのだ。言霊主義者が認めない。
だから、たいていの言霊主義者は、兄貴のように、自分が鳴らしたい音を思いっきり鳴らし続けて、まったく悪いと思わないような人ではないのだけど、きちがい兄貴のように、ヘビメタ騒音の影響を無視するようにできているのだ。
そりゃ、言霊理論が正しいなら、「すぐに鳴りやむ」と言えばすぐに鳴りやむわけだし「(自分は)影響を受けない」と言えば、「(自分は)影響を受けない」のだ。
ところが、そうじゃないから、こまっているんだよ。
ところが、言霊主義者は、 「言霊は絶対だ」「言霊は正しい」と信じているので、「こまっている」ということがわからないのだ。言霊主義的な解決方法は役に立たないということを認めない。
言霊主義的な解決方法が役に立たないので、ヘビメタ騒音を鳴らされっぱなしでこまっている」ということを、今度は、言霊主義者が、意地になって認めないということになる。
言霊主義者だけではなくて、「努力をすれば成功する」ということを信じている人も、認めないのである。
「努力をすれば成功する」と考えている人は、「どんな状況だろうが、努力をすれば、成功する」と考えている。
だから、「できるように努力すれば、それに、成功する」と考えているのとおなじだ。
「できるように努力すれば、ヘビメタ騒音の影響を受けないことに、成功する」と考えているのだ。だから、「無理なんだ」というということを認めない。