朝起きたときの気分が、並じゃない。ほんとうに、俺は、よく生きてたなぁ。こんなの、ない。ど
れだけ、きちがいヘビメタが、次の日の「朝」に影響を与えるか、ほかの人はわかっていない。きちがい兄貴はわかっていない。
ほんとう、タイムマシンで、当時の世界に行って、きちがい兄貴を殺したい。これ、ほんとうに、ものすごくひどいことなのである。きちがい兄貴は、この朝の気分の、一不可思議分の一も、わかっていない。
自分がなにをしているのかわかっていない。
俺の人生は、こういう朝の繰り返しだった。
「そんなの関係がない」と言うやつを、ぶっ殺してやりたい。「ヘビメタなんて関係がない」と言うやつを、ぶっ殺してやりたい。「鳴り終わったら関係がない」と言うやつをぶっ殺してやりたい。「過去は関係がないというやつを、ぶっ殺してやりたい。
まあ、もちろん、ぶっ殺すどころか、なぐりもしないし、どつきもしない。
こいつらは、みんな、「俺だって苦労した」「私だって苦労した」と言う。こいつらは、みんな、「俺だってつらい思いをした」「私だってつらい思いをした」と言う。
けど、こいつらには、きちがい家族がいないのである。きちがい家族が、どれだけ狂った感覚で、きちがい騒音を鳴らすか、まったくわかっていない。きちがい騒音を鳴らされた「次の日」の死にたくなるような憂鬱を経験していない。
何千日、続いたと思っているんだ。
これ……「楽しい楽しいと言えば楽しくなる」なんて……死刑宣告みたいなものなのだぞ。「元気だ元気だと言えば元気になる」なんて……死刑宣告みたいなものなんだぞ。
それがわかっていないということは、わかっていないということなんだよ。
何千日繰り返したか、ぜんぜんわかっていないなぁ。毎日のつみかさねが、どういう影響を与えるか、ぜんぜんわかっていないなぁ。 「楽しい楽しいと言えば楽しくなる」なんて、ほんとうに、どれだけ、腹が立つか……。どれだけ腹が立つか、ぜんぜんわかっていないなぁ。
「楽しい楽しいと言えば楽しくなる」なんて、他人に言うやつが経験した苦労なんて、たいした苦労じゃないよ。
影響……。影響……あるにきまっているだろ。ふざけるな。ふざけんな。
きちがい兄貴が、ほんとうに無慈悲に、無感覚に、自分がやりたいことを押し通したんだよな。
それが、根源だ。
やっちゃ、いないことを、毎日、やったのである。普通の人が、やらないことを、毎日、やり通したのである。ぜんぜん、気がつかないんだよ。きちがい兄貴と、きちがい親父はおなじ。きちがいだから、人がこまるということがわからない。
特に、「家族がこまる」ということは、まったくわからない。これ、他人より、家族のほうが、気をつかわなくてもいい存在なのである。
そして、言霊主義者のように、「ぬけぬけ」なのである。
家族に「うちのなかで」言われているときのモードと、他人に「そとで」言われているときのモードがちがうのである。
意地を通してやるということが、家族に与える影響が、やっているときは、まったくわかっていないのである。どれだけ激しく言われても、まったく、まったく、まったくわからないのである。自分が、意地になってやったことが、ほかの家族にどれだけ影響を与えるか、意地になってやっているきちがい兄貴には、まったくわからないのである。やっているときに言われても、やったあとに言われても、まったくわからないのである。
きちがい兄貴が、やってはいけないことを、毎日、何時間も何時間もやったのである。
俺は不可避的に影響をけた。
ところが、ぼんくらな他人から見ると、俺がさぼっているように見えるのである。俺が、言い訳をしているように見えるのである。俺が、たいした理由もないのに、勝手に、ネガティブなことを言っているように見えるのである。
他人は他人で、必然性が、見えていないのである。必然性が見えないなら……俺が、さぼっているように……見える。
そりゃ、「不可避的に、そうなる」ということがわかっていないなら、俺がたいしたことではないことで、なやんでいるようにしか見えないのである。
俺がたいしたことではないことで、愚痴を言っているようにしか見えないのである。
きちがい家族が、きちがい的な感覚で鳴らす騒音のことがわかっていない。
きちがい的な感覚で鳴らす騒音が、どれだけ不可避的に、「次の日の朝」に影響を与えるか、まるでわかっていない。
きちがい的な家族が、きちがい的な感覚で鳴らす騒音が、どれだけ不可避的に、「次の日」の「すべての時間」に影響を与えるか、まるでわかっていないのである。わかっていないだけなのに、えらそうなんだよ。
やられてないからわからない。
やられたことがないから、わからない。
それだけなのに、えらそうだな。
きちがいヘビメタ騒音で、毎日が地獄だったよ。きちがいヘビメタ騒音で、「毎日のすべての時間」が地獄だったよ。どれだけ、くるしい体で、動いているのか……俺が、動いているのか……「きちがい兄貴」と「たいていの他人」は、まったくわかっていないな。
ああっ、きちがい親父もわかっていなかったなぁ。
これ、きちがい親父のわからなさが、異常なのである。きちがい親父の「ヘビメタ騒音問題に関する」無理解ぶりが異常なのである。常識的に考えるとありえない態度なのである。
ありえない考え方をしている。
だから、俺が誤解される。「そんなにうるさいのに、家族が注意しないなんておかしい」と思って、俺が言っていることを信じないやつがいる。
そいつにとってみれば、俺が「嘘を言うへんな人」なのである。
そして、そいつは、一度できあがった、その解釈に従って、俺の行動を理解しようとする。こんなの、ない。しかも、こいつは、間違った解釈をして、俺に迷惑をかけるのだけど、ぜんぜん気にしないのだ。
こういう人は、何人もいた。こいつらだって、俺が説明したって、理解しない。
こいつらには、こいつらの常識があって、常識的に信じられないことは、信じないようにしている。こいつらは、俺が嘘を言う人間だという(最初の)解釈に基づいて、いろいろな誤解をする。いろいろないじわるなことを言ってくる。
結果的には、いろいろないじわるなことをする。
けど、こいつらが、どれだけ「人に迷惑をかけないようにしよう」「人がいやがることはやめよう」と思っていたって、こいつらは、俺に迷惑をかけるのである。俺がいやがることをするのである。