俺がここでおこっていても仕方がないのだけど、他人が災厄をもたらすのである。
これ、きちがい親父から始まっている。人生の最初から、きちがい親父にやられている。もちろん、きちがい親父は、やったつもりなんてないんだよ。
これが、きちがい親父が、どれだけ、きちがい的な理由で、いかりくるっても、きちがい親父にとっては、きちがい親父が起こるだけの理由があると思っているのである。
それは、じつは、きちがい親父が、「よそのうち」にいたときに感じたいかりなのだけど、親父は、目の前の相手が、目の前の相手だから、「おこってあたりまえだ」と思っているんだよ。こういうタイプの人間が、父親だったら、人生の最初から、たたられるということになるんだよ。
感情的な事故が、ひどいんだよ。そして、きちがい親父とおなじ脳みその構造をもつきちがい兄貴が、「自分にとってだけ都合がいいかたち」で、ヘビメタを鳴らし始めた。これも、ほんとうは、本人の耳が悪くなるほどでかい音で鳴らしているのに、都合よく、でかい音で鳴らしていないと思っているのである。
頭がおかしいからできる芸当だ。けど、普通の人は、きちがい兄貴みたいな人がいないと思っているので、俺が嘘をついていると思ってしまうのである。
そういうことも含めて、きちがい兄貴が(きちがい兄貴の特殊な脳みそを使って)やってしまうことは、問題があることなのである。けど、その問題に直面しているのは、きちがい兄貴に「都合よく」やられている、俺だけなのである。
兄貴はやったつもりがないんだよ。
やっている最中から、やっているつもりがないんだよ。
それが、どれだけおかしいことでも……信じがたいことでも、そうなんだよ。「そうなんだ」としか言いようがない。きちがい的な父、きちがい的な兄と一緒に住んでいたら、それはそれは、ひどいことが次から次へと起こるということになってしまうのである。
そうなると、「蚊がありえないほど多い」家に住んでいるのとおなじ状態になるんだよ。普通の人は、普通のことを想定しているんだよ。
そして、「蚊に刺されない」と言ったら、蚊に(数時間)さされなかったという経験があると、「言霊は正しい」と思うようになるんだよ。
ほんとうは、抗原抗体反応が収まったから、かゆさがおさまったのに、「かゆくない」と言ったあとに、かゆさがおさまったら「言霊は正しい」と思うようになるんだよ。
そういう単純な誤解なのに、「言ったことが現実化する」「これが正しい」と思って、ゆずらなくなる。俺が、言霊理論は、理論的に間違っているということを言ったって、腹をたてるだけなのである。言霊主義者のことはおいておくとする。
ともかく、実際に「感情的な事故が起こる確率が、高い」のである。うちは、ほかのうちよりも、「感情的な事故が起こる確率が、高い」のである。
それは、メスの蚊がたくさんいる家のほうが、蚊にさされる確率が上がるのとおなじなのである。確率が高いということは、回数が多いということなのである。
ようするに、「愚痴を言いたくなる回数」が増えるのである。実際に、普通のうちに住んでいる人よりも、「愚痴を言いたくなる回数」が増えるのである。
いちおう、ほかの人に配慮して、「愚痴」と書いたけど、これも、ほんとうに、愚痴なのかどうかは、わからない。「愚痴」ではなくて、「事実の報告」かもしれない。