ほんとうに、ネズミが家に入ってきてから、捕まえる方法じゃ、ネズミがはいってくるわけだから、ネズミの糞が増えて、ネズミのダニが家の中に残ることになるから、だめだと何回も言っているのに、きちがい親父が、「俺が捕まえるからいいよ」「俺が捕まえるからいいよ」「俺が捕まえるからいいよ」と発狂して言って、ネズミ対策工事をさせてくれないのである。けっきょく、きちがい親父が入院しているあいだに、ネズミが巣をつくってしまったのである。壁のなかに巣をつくってしまった。入院する前から、巣をつくっていたんじゃないかな。
手の甲のシミは、ダニなのである。きちがい親父が家にネズミを入れなかったら、こんなことになっていないのである。ダニと言っても、いろいろな種類がいる。普通は、家の中にいないはずのダニがはいってしまったのである。
きちがい親父が、魚を二十三時間、テーブルの上に出しっぱなしにするという、きちがい的なことをやりはじめて、これも、どれだけ言っても、やめてくれなかった。きちがい親父がやめたのは、ネズミがはいってきて、テーブルの上に出しっぱなしにした魚を(ほんとうにきれいに)食べてしまうようになってからだ。自分の魚が食べられると、やっと、ネズミが出たということを認めて、親父が、魚を出しっぱなしにしないようになった。兄貴の騒音も、親父の魚に対する態度も、親父のネズミに対する態度も、みんな同じなんだよ。
きちがい親父がネズミを入れる原因を作ったのに知らんぷりだ。知らんぷりというか、そういう認識がないのである。きちがい兄貴が、俺に迷惑をかけたということに関しても、親父のように、認識がないのである。どれだけ、「学校でこまるからやめろ」「宿題をするからやめろ」と言っても、きちがい親父並みの認識で、きちがい兄貴が、知らんぷりでやりきるのである。