言霊主義者というのは、相手のことを考えるのが苦手な人たちなのである。考えているようで、考えていない。相手の状態は、ガン無視だ。相手と自分の立場を入れ替えて、自分だったらどうだろうということを考えるのが苦手なのだ。そして、考えても、ものすごく表面的なものにしか注意が向かないのである。だから、ものすごく表面的なものを割り切って考えて、言霊思考に陥ってしまう。自分の場合は、一倍速で経験しているので、眠気でも、つかれでも、喉の渇きでも、なんでも、よくわかるのだ。たいていの場合、自分のことであれば、言霊的な思考をせずに、現実的な思考をしてしまう。そして、言霊を無視して、現実を優先したということに、気がつかない。言霊主義者が、自分が一倍速で経験できることについて、言霊思考で考える場合は、夢、希望などがあり、言霊的な妄想が、自分にとって都合がよいときなのだ。たぶんだけど、時間的な余裕もある。夢がかなう、希望がかなうということを、夢想しているわけだから、本人にとって都合がいいことになる。そして、夢や希望についても、本人のなかでは、ちゃんと文脈があることなのだ。夢をもつにいたったプロセスは「自分」が一倍速で経験したことなのである。そういう意味で「ぬけ」がない。ところが、他人のことになると「ぬけ」だらけになる。ぬけたところに、言霊思考が、しみ込んでしまう。そうなると、相手の状態を無視することになる。相手が言っていることを、言霊主義者本人は、よく理解したつもりなのだけど、本当は、相手の状態を無視しているのである。相手が言っている「つかれ」は、単なる「つかれ」で、言霊主義者には実感がないつかれなので、「ようは、つかれたんだろ」「どんなにつかれていても、元気だ元気だと言えば元気になる」といったようなタイプの反応をしてしまう。相手の内部環境や、相手の外部環境が、レアなものであったとしても、上記のような反応をしてしまうので、問題がしょうじる。相手の環境が特に悪い場合は、言霊主義者が考える相手の環境と、相手が実際にかかえている環境のあいだに、差がしょうじるので、相手の環境が特に悪い場合は、言霊主義者は、相手に対して、むりなことを言うようになる。言霊主義者は「むりなことをいっている」という自覚はない。感覚もない。