きちがい兄貴が、ほんとうに、すべての時間、最大限の音で鳴らしてしまうのである。
「やめろ」「やめろ」「やめろ」「やめろ」「やめろ」「やめろ」「やめろ」「やめろ」と言っているのに、やめてくれなかった。
きちがいだから、「こんな音で鳴ってたら、こまる」というのが、わからない。
自分がやりたければ、「普通の音」なのである。
あんなにでかい音で鳴らして、普通の音で鳴らしていると思っている。そこがきちがいなんだよ。きちがい親父とおなじように、自分にとって、不都合なことは、ガン無視だ。
普通の感覚器をもっていれば、どんな嘘つきだって、絶対にわかることがわかっていない。わからない」ということを、人質にとって?鳴らしまくる。「わからない」から、悪いことをしているわけではないということになってしまう。
「わからない」から「そんなことはしてない」ということになってしまう。これが、あいつらのやりかだ。きちがい兄貴ときちがい親父のやり方だ。自分がやりたかったら、絶対にわかることでも、認めないのである。認めないから、そうしているわけではないということになってしまう。でかい音で鳴らしているということを認めなければ、でかい音で鳴らしているということにならないのだ。こんなの、きちがいしかできないことなんだよ。ほんとうにきちがいだから、意識的には、芝居をしているつもりがないんだよ。だから、あたりまえだと思って鳴らすし、どれだけ「でかい音で鳴らすな」と言っても、でかい音で鳴らし続ける。本人は、意識的には、でかい音で鳴らしているつもりがないのだけど、無意識的には、でかい音で鳴らすことに……命がかかっているのである。一秒だってゆずりたくないのである。一秒、ゆずらなければならなくなったら、一秒間で、憤死してしまうほど、腹が立つのである。一秒間、自分がゆずって、ほんとうに静かにしてやらなければならないということになったら、腹がたって腹がたって腹がたって、しかたがない状態になるのである。だかし、発狂して、やめてやらないということになる。おこって、おこって、おこって、一秒間だって、やめてやらないのである。けど、本人は、こだわって鳴らしているつもりがまったくないのだ。本人は、でかい音で鳴らすことにこだわっているつもりがまったくないのだ。まーーーったくない。そういうきちがいなんだよ。