「言う」ということを事前に言わないと、「言う」ということが現実化しないのである。
たとえば、Gさんが、事前に「私は自分が思ったことを言うことができる」と言っていたとする。この場合も、事前に「私は自分が思ったことを言うことができる」と言っておかなければならないのである。
「私は自分が思ったことを言うことができる」と言うということを現実化させるために、事前に「私は自分が思ったことを言うことができる」と言っておかなければならないのだ。
言わなければ、現実化しないからだ。事前に言っておかなければ、言えないのである。
これは、矛盾している。
言わなくても、「言う」ということができる。
なんらかの発言をする前に、なんらかの発言をすることが現実化すると言わなくても、現実化させることができたということだ。
* * *
「言語能力が発達する」と言う場合でもいい。「自分の言語能力が発達する」ということを事前に、言わなかったにもかかわらず、「自分の言語能力が発達した」のである。
「話すことかできる」と、特に、言わなくても、話すことができるようになったのである。
どうしてか?
言霊の力ではなくて、人間に備わっている、発達する力が開花したからだ。
もっとも、これにも、個人差がある。残念なことに、話せない人もいる。
しかし、たいていの場合は、話せるようになる。
その場合、事前に「私は話せるようになる」と言ったから、「私は話せるようになった」のかということが問題なのである。
言ったことが現実化するのであれば「私は話せるようになる」と言ったから、話せるようになったのである。「私は話せるようになる」と言ったから、「私は話せるようになる」ということが、現実化したということになる。
ところが、事前に「私は話せるようになる」と言わなかったにもかかわらず、話せるようになったのである。
なんらかのことを言うということも、じつは、事前に、なんらかのことを言うと言っていなければ、現実化しないことになる。言霊理論が正しいなら、そうなるのである。
事前に言うことが可能だと言うのであれば、事前に言うまえに……つまり、事前の事前に言っておかなければならない。以降、三重である場合は、事前の事前の事前、四重であるばあいは、事前の事前の事前の事前と進んでいく。
つまり、言うということが現実化するには、事前に、言うということが現実化すると言っておかなければならないのである。
ようするに、矛盾しているのである。
言ったことが現実化するんだろ。言わなきゃ現実化しないんだろ。だったら、事前に「言う」と言っておかなければ、「言う」ことができくなる。
言わない場合は、「言う」ということを現実化させることができない。
* * *
ようするに、言わなくても、言うということが、現実化したのである。言霊理論にしたがえば、言うということを現実化させるには、言わなければならないのである。言うことによって、言うということが現実化するのである。
だから、矛盾している。
最初に言うことができないだろ。 言うということを現実化させるには、言わなければならないのだから、最初に言うことができなくなる。
言わないのに、どうやって、言うということを現実化させるのだ?
無理だろ。言霊理論が正しければ、無理なのである。けど、言霊理論が完全にまちがっているので、言うことで、言うということを現実化させる前に、言う必要がないのである。
* * *
わかりにくいと思うからもう一度言っておく。たとえば、「私は言うことができる」と言わなければ、「私は言うことができる」ということを現実化させることができないのである。
言霊の力によって「言うことができる」ようになるのだ。「私は言うことができる」と言ったから、言霊の力によって「私は言うことができるようになった」のだ。「言うことができる」ということが現実化したのだ。
ところが、最初は、言うことができないわけだから「私は言うことができる」と言うことができない。矛盾している。……言いたいことは、こういうことだ。
* * *
親が子どもに「言うことができる」と言ったから、子どもが言うことができるようになったと反論する人がいるかもしれない。
ようするに、「私」ではなくて、「だれか」か言った場合だって、現実化するのだから、「私」が言わなくても、だれかが言えば、「私」が言うことができるようになるということだ。
けど、これは、くるしまぎれの、いいわけだ。
たとえば、人類が話す能力を獲得したとする。だれか、人類が「人類が話す能力を獲得する」と言ったから、その言葉に宿っている言霊の力が発動して、人類が話す能力を獲得したのかということが問題になる。
もし、言霊理論が正しいなら、人類が話す能力を獲得する前に、「人類が話す能力を獲得する」と言わなければならないのだ。
しかし、話す能力を獲得していない人類のだれかが、「人類が話す能力を獲得する」ということを言うのは不可能のなのである。
「話す能力」ではなくて、「言語能力」でもいい。
言霊理論が正しいなら……人類のだれかが「人類は言語能力を獲得する」と言ったから、言霊の力によって、人類が言語能力を獲得することができたということになってしまうのである。
矛盾しているだろ。
じゃあ、最初に「人類は言語能力を獲得する」と言った人は、どうやって、言語能力を獲得したのだということが問題になる。
言霊や言霊の力というのが、フィクションなので、いろいろなところに、矛盾がしょうじるのである。言霊理論が正しいと前提して考えると、いろいろな矛盾に遭遇することになる。
「言霊」という考え方や「言霊の力」という考え方は、フィクションなのである。
もっと言ってしまうと、妄想なのである。
現在、なんとかweb系の仕事で食べています。このブログで扱う問題は「この世とはなにか」「人生とはなにか」「人間とはなにか」「強迫神経症の原因と解決法」「うつ病の原因と寄り添う方法」「家族の問題」などについてです。
2025年7月7日月曜日
●「言う」ということを事前に言わないと、「言う」ということが現実化しない■言霊※070702
毒チンについて参考となるサイト
https://note.com/akaihiguma/
https://ameblo.jp/sunamerio/
ワクチンをうけてしまった人は、なるべくはやく、イベル〇クチンや5-ALAやN-アセチルグルコサミンなどを飲んで解毒したほうがいいと思う。ニセモノのイベル〇クチンには気をつけください。味噌汁、納豆、甘酒、緑茶、みかん、バナナなど、なじみの食品も食べたほうがいい。味噌汁は、減塩ではなくて、従来の製法で作ったものがいい。麹味噌とかいいんじゃないかな。緑茶はペットボトルのものは、酸化防止剤が入っているのでよくない。ちゃんとお茶を淹れて飲んだほうがいい。
自分の身のまわりを良い言葉で満たしたい人は、是非そうしてください~
人に優しい言葉をかけたい人は、是非そうしてください。
自分の思いは現実化すると信じている人は是非信じて、現実化してください
(ぼくが)こういうことを否定しているととらえている人がいるみたいだけど、ぼくが言っていることはそういうことじゃない。●●ではない人のことをもっと考えましょうということです。思いやりがあるのとないのはちがう。全体思考だと、かならず、こぼれる人が出てくる。こぼれる人に対する配慮は、事前に考えておくべきことだということを言いたいのです。それから、ぼくにとって「言霊」というのは、議論の対象、考察の対象であって、信仰の対象ではありません。なので、「言霊について議論しましょう」と言っているわけで、「言霊を信仰するな」と言っているわけではないのです。ここらへんの違いについて注目してください。刮目。刮目。
●ヘビメタ騒音というのは
ヘビメタ騒音というのは、ヘビーメタル騒音という意味です。ヘビーメタルというのは、甲高い金属音と重低音が特徴となるロックの一種です。
兄がヘビーメタルにこって、一日中、どでかい音で鳴らすようになったというのが、僕が引きこもらざるを得なかった直接の理由です。本当は、ヘビメタ騒音のことは書かずに、一般論だけを書くつもりでしたが、そういうわけにもいかず、いろいろなところで、ヘビメタ騒音の話が出てきます。
あの生活はない。この人生はない。
時間は無限ではなかった。とくに若いときの時間は。
俺の小説には思想的な意味がある。俺の小説には心理学的な意味がある。だれも語りえなかったことについて、語る
日付のない日記型小説(散文)・手記的な小説・究極のネガティブ苦悩爆発文学 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10ともほぼ同じことが書いてあるので、人間界の苦悩について興味がない人は読まないでください!!!!!
「騒音生活」「騒音生活が与える性格・人生への影響」「言いがたい家族」「困った人間の心理」「変な頑固さ」「平気で嘘をつく人(嘘を言っているのに嘘を言っているつもりがない人)」「自分勝手な脳内変換」「どれだけ言ってもなにも伝わらない人の心理的なしくみ・態度・おいたち」について興味がない人は読まないでください!!!
各巻は同じ主題を扱ったバリエーション(変奏曲)のようなものだと思ってください。
ぼくはまけない
「地下室の手記」ならぬ「騒音室の手記」だから、手記的な小説です。普通の主人公や脇役がいっぱい出てくる小説を期待している人は、読まないほうがいいです。そういう小説ではありません。
サイコパスが含まれるタイトルに関しては本当は納得してない。あんまり好きじゃない。けど、ある単語を使うと出版自体があやういので、しかたがなく、サイコパスという単語を使っている。サイコパスとつければ受けるとでも思ったのか?というような感想を持つ人もいるかもしれないけど、そういうことではない。
認識がズレている親にやられたこどもが住んでいる世界というのはちがう。
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用語解説:ヘビメタというのは、ヘビーメタルという音楽の分野を表す略語です。甲高い金属音と、超重低音が特徴となるクソうるさい音楽です。僕からみると、とても「音楽」と呼べるようなものではありません。本当に、特撮に出てくる「音」攻撃系の、音波です。あれはひどい。