本人ががんばるために、そういう幻想が必要だというのは、理解できるけど、全体としては、問題が発生する。
この問題は、無視されることが決定している問題なのだけど、ほんとうは、社会に暗い影を落としている。
だって、そうだろ。
他人には、他人の環境を無視して、「理論的に正しい」と本人が思っている言霊理論について発言するわけだから、問題がしょうじる。言霊的な考え方が、社会にいきわたっているので、言霊的な説明が、ある程度の「正しさ」を獲得してしまうのだ。
これが、問題でなくて、なんだ。
相手のことを言う場合は、かならず、相手の環境を無視したことを言うのである。
これが、運命づけられている。
言霊教祖のたくみな説明を聴かされたときから、誤解がしょうじる。言霊教祖が言っていることは、嘘だ。無害ならいいけど、有害だ。
しかも、かならず、本人が、他人を傷つけるかたちの害悪なのだ。
本人は、いいことをしているつもりなのだ。
そりゃ、いい方法を教えてやっているつもりだからな。ここらへんも、なんか、悪魔的なんだよなぁ。
こうやって、人を堕落させるのだ。
まったく悪いことをしていないつもりで、悪いことをするようにする……。積極的にするようにする……。悪魔的だ……。なんて悪魔的なんだろう。