ほんとうに、みんな、どういう影響が出るかわかってないんだよなぁ。
ぜんぜん、わかってない。
わかってないやつが、自分なら平気だという前提で、クソを言ってくる。こっちのからだは、もう、ダメな状態なんだよ。なにが「元気だ元気だと言えば元気になる」だ!!
ふざけんな。「そういうレベルじゃないんだ」と言っているのに、こいつらは、こいつらで、まったく理解しない。
こんなアホな連中に、えらそうなことを言われる。帰れば……家に帰れば、きちがいの音ががんがん鳴っている。あの中にいて……あの音のなかにいて、ダメージをうけないということができないのである。
そりゃ、たしかに、勉強ができない時間ではあるけど、勉強ができないということだけでこまっていたわけではないのだ。脳みそを含んだ身体が、影響をうける。脳も内臓も影響をうける。実際に、あの音をあびている……からだ。
これ、きちがいの音を、放射線のようにあびている。
だから、鳴り終わったあとも、不可避的に影響をうける。特に脳のダメージが並じゃない。勉強、意欲、睡眠リズム、すべてに影響がある。どうしても、影響が出る。
けど、ほかのやつらは、やられてないからわからない。これ、ほんとうに、この至近距離で『きちがい家族に』ずっと、何時間もやられるということが……。きちがい家族にやられるということの意味が……。何時間もやられるということの意味がわかっていない。
きちがい家族にやられるということの意味がわかっていない。
みんな、それを軽く見る。それを、無視する。その影響なんてないと考える。
「そんなの関係ない」という言葉がどういうふうに、俺に響くのか、まったくわかっていないやつばかりだ。
「そんなのは、関係、ない」「騒音なんて、関係ない」「鳴り終わったら関係ない」……そんなことを言われて、腹がたたないわけがない。
これ、普通の人は、「正しい」と思って言っていることなんだよな。
そして、きちがい兄貴のように、俺が言っていることを認めない。そういう態度をとっておいて、自分が俺(エイリ)に、いいことをしてやったと思っている。
「エイリがわかっていないから、教えてやった」と思っている。
「社会のルールを教えてやった」……と思っている。「言霊的な解決方法を教えてやった」……と思っている。
クソ野郎だよな。
頭にくる。