睡眠系のトラブルというのは、けっこうある。もとをただせば、睡眠系のトラブルだというトラブルが、いっぱいある。
頭がはっきりしていない状態で、対応しなければならなくなることが、いっぱいあった。
これがつらいのである。
ヘビメタ騒音で、どれだけ俺がさけるように頑張っても、睡眠系のトラブルが発生した。これは、ぼくの人生のなかで、でかいことだ。
やりようがないし、繰り返されたことだ。やりようがないというのは、きちがいヘビメタ騒音によって、引き起こされる「眠れない状態」を、きちがいヘビメタ騒音に長時間さらされたあとに、どうにかすることができないということだ。
おしが強い相手に、睡眠不足状態で対応すると、かならず、トラブルが発生するのである。
おしが強い相手というのは、頭が悪いやつらばかりなんだよ。
俺がひとこと言ったら理解しろ。
俺が、ひとこと「ここはやらなくていい」と言ったら、それで、引きさがれ。
たとえば、棟梁が、パティをとってしまったときもそうなんだよな。棟梁は、雇い主である俺の言うことを聞かないで、自分がやりたいことをやってしまう。これも、こまるよな。
これ、睡眠不足で、頭がはっきりしていない状態で、対応していると、ものすごく、腹がたつ状態になる。ぼくが「やらなくていい」と言ったら「やらないでほしい」ということだから、理解して、やめてくれればいいのに、やってしまうんだよなぁ。
ともかく、睡眠不足で、こういう、「押しが強いやつ」と対面しているときの気分が並じゃないのである。
きちがい兄貴も、俺が鳴らさないでくれと言っているのに、「押し切ってやってしまう」ようなやつなんだよな。ある意味、似ている。
きちがい兄貴のきちがい行為で引き起こされた睡眠障害で、寝不足で対応していると、不愉快な出来事が多くなるのである。
そもそも、睡眠不足で、体がだるい状態で、注意力が必要なことをやるということ自体が、くるしいことなのである。
睡眠不足で、無理やり、注意力を高めて、相手と対面しているのだから、それ自体が、不愉快なことなのである。
そして、きちがいヘビメタが鳴ってしまったら……きちがいヘビメタが鳴っている毎日を、一倍速で経験してしまうと……だれと会っているときも、そういう状態になってしまうのである。
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不足で、ろくでもないやつの相手をしているときの状態が並じゃないのである。不愉快な状態が並じゃない。ろくでもないやつじゃないにしろ、睡眠不足で、だるいときに、対応しているときの気持ちが並じゃないのである。
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睡眠不足のもとが、きちがい兄貴の騒音なのである。これ、自分が、ゲームをやりたくて、睡眠不足になったという場合とは、ちがうのである。
自分が、本を読みたくて、睡眠不足になったのとは、ちがうのである。
きちがい兄貴の騒音で、不可避的に、睡眠不足になってしまうのである。きちがい兄貴の騒音が、体に残っている状態なのである。睡眠不足で、相手に対応しているとき、ぼくのからだに、きちがい兄貴の騒音から発生した「つかれ」が、ものすごく、残っている状態なのである。
「睡眠不足」と言ったって、きちがい兄貴がやっていることで、強制的に発生した睡眠不足には、自分がやりたいことをやって、夜更かしをした場合とは、ちがう効果があるのである。
ちがう。ちがう。ちがう。
気分がちがう。ぜんぜん、ちがう。
最初から、気持ちの持ちようがちがうのである。
きちがい兄貴が、睡眠不足まで、おしつけてきたのである。
あいつがおしつけてきたのは、きちがい騒音だけじゃない。きちがい騒音だけじゃないんだよ。